見守り活動
見守り活動について
配達スタッフとのひとこと二言のやり取りが、
利用者にとって社会とのつながりとなり、
孤独感の緩和にもつながります。
栄養ある食事と緩やかな見守りがセットになることで、
住み慣れた自宅で安心して生活を続けやすくなり、
ご家族の介護負担軽減にも貢献します。
定期訪問で安心と孤独感軽減
平日（月曜～金曜）または毎日、利用者のご自宅へお弁当をお届けします。この訪問は、栄養バランスの取れた食事を届けるだけでなく、基本的な安否確認の役割も担っています。
安否確認と異変の察知・連絡
スタッフは日々の訪問を通じて利用者の様子を把握しており、「応答がない」「顔色が悪い」「弁当容器が返却されない」などの異変にもいち早く気づくことができます。
異常があった場合は、あらかじめ定められた連絡体制に従い、ご家族やケアマネージャー、地域包括支援センターへ迅速に連絡いたします。万が一の際も、配達スタッフが異変に気づき連絡することで、早期発見・対応の可能性が高まります。
緩やかなコミュニケーション
お弁当のお渡し時の短い会話は、利用者にとって社会との接点となり、孤独感の緩和につながることがあります。配達スタッフが気さくに声をかけることで、利用者の精神的な支えになることもあります。
「食事の確保」と「緩やかな見守り」がセットになることで、本人が住み慣れた自宅で安心して生活を継続しやすくなり、家族の介護負担軽減にもつながります。
地域との連携
奈良県下、兵庫県等と、地域の見守りネットワークの一環として連携協定を結んでいます。このネットワークの中で重要な役割を果たしています。
配達スタッフは介護や医療の専門家ではありません。
あくまで「日常の範囲での気づき」を元にした見守りであり、専門的なケアを提供するものではありません。
見守り活動の範囲や緊急時の連絡体制は、自治体との連携状況によって異なります。
地域見守り活動のイメージ
前日のお弁当がそのままになっていたら？
( 下記リストにあるような異変を感じたら？ )
異変の事例
異変発見時の対応フロー
・意識の確認・119番へ連絡
・住所・氏名・連絡先・異変の内容を報告
※専門的なケアを提供するものではなく、あくまで弁当の配達に付随する配達員の気づきを元にした見守りであって、見守り対象者の安全、安否などを保証するものではありません。
利用者様の声
【年を重ね、毎日の料理が負担に。今は夫婦で食卓を囲む時間が楽しみです。】
若い頃はなんてことなかったのですが、年を重ねると二人分の食事でも、毎日の献立作りから後片付けまでが大きな負担になってきました。特に妻は膝が痛むため、台所に長時間立っているのが辛そうで…。
息子に勧められてお弁当をお願いするようになり、生活が一変しました。栄養バランスの考えられた温かい食事が毎日届くので、健康面の心配もなくなりました。何より、妻が『本当に楽になったわ』と笑顔で言ってくれるのが嬉しいです。今は、ゆっくりと食卓を囲んで会話を楽しむのが、私たち夫婦の日課です。
【プライドを傷つけない「置き配」が、親子のちょうど良い距離感です。】
一人暮らしの父は頑固で、『まだ大丈夫』が口癖。私たちが何かと手伝おうとすると、かえって機嫌を損ねてしまうのが悩みでした。
こちらのお弁当は置き配を選べるので、父のプライドを尊重しつつ、食事の心配だけは解消できるのが本当にありがたいです。毎日決まった時間にお弁当が届けられているという事実そのものが、私たち家族にとっての『元気でいる証』。干渉しすぎず、でも確実に見守れる、今の私たち親子にとって最高のサービスです。
【「お変わりないですか？」その一言に、心も温まります。】
足腰が弱ってきて、若い頃のように気軽には外出できなくなりました。一日誰とも話さずに終わる日も少なくありません。そんな私にとって、お弁当を届けてくれるスタッフの方との短い会話が、日々の大きな楽しみであり、社会との繋がりです。
『今日は少し寒いですね、暖かくしてくださいね』『お変わりないですか？』といった何気ない一言が、本当に心に沁みます。美味しいお弁当だけでなく、人の温もりも一緒に届けてもらっています。
